財務省から国の借金が過去最大の1343兆円になったという、もはや恒例行事のようなニュースが発表されたね。
「国民1人当たり約1094万円の借金です!」なんて報じられると、生まれたばかりの赤ちゃんまで借金取りに追われているような気分になるけれどちょっと待って。あなたは鋭いね。
借金どころか、むしろ国に貸してる側じゃないの?
日本の資産を考えれば余裕じゃない?
その直感、実はかなり核心を突いているんだ。今日は、財務省が好んで使う「1人当たりの借金」という言葉の裏側に隠された、あまりに歪な数字のトリックと、それでもなお私たちが直面している「本当の危機」について解説
国が提唱する借金1094万の正体!
大事なことなのでもう1回言っておくが
減税に財源は要らん
減税に財源は要らん
減税に財源は要らん
減税に財源は要らん
減税に財源は要らん
減税に財源は要らん
減税に財源は要らん
減税に財源は要らん
減税に財源は要らん
減税に財源は要らん
大事なことなのでもう1回言いました。— 新宿会計士 (@shinjukuacc) May 11, 2026
財務省が発表する「国の借金」という言葉。これ、正確には「政府の負債」のことだよね。
あなたが指摘した通り、日本国債の約9割は日本国内の銀行、生命保険会社、そして日本銀行が持っている。つまり、その原資は「国民が銀行に預けているお金」や「支払っている保険料」なんだ。
つまり、マクロで見れば「政府が国民からお金を借りている」状態。
財務省が言う「国民1人当たりの借金」という表現は、例えるなら「父親が家族の貯金箱からお金を借りて使い込んだのを、なぜか子供のせいにして『お前には借金があるんだぞ』と説教している」ようなものなんだよね。
さらに、日本の総資産は莫大だ
対外純資産(海外に持っている資産から負債を引いたもの)は400兆円を超え、世界最大の純債権国という地位を30年以上守り続けている。国民の個人金融資産も2000兆円を超えている。
ここで一つ整理しておこう。
政府の借金(1343兆円)< 国民の資産(2000兆円超)
この構図がある限り、日本がすぐにデフォルト(債務不履行)になることは、数学的には考えにくいんだ。
税収過去最高でも借金増
「税収が過去最高なのに、なんで借金が増え続けるの?」
これも、あなたが抱く当然の疑問だよね。令和に入ってから、日本の税収はインフレや企業業績の回復で70兆円を超える過去最高水準を叩き出している。
それなのに借金が増え続ける理由は、シンプル。
「入ってくるお金以上に、使うお金が爆増しているから」だ。
特に社会保障費(年金、医療、介護)の伸びが凄まじい。
どれだけ残業して給料を増やしても、それ以上に高い家賃や最新のスマホ代、さらには家族の医療費が際限なく膨らんでいく家庭を想像してみて。これが今の日本の財政そのものなんだ。
さらに悪いことに、これからは「金利」という魔物が襲ってくる。
今まで日本は超低金利だったから、借金がいくらあっても利子の支払いは安く済んでいた。でも、金利が少しでも上がれば、この1343兆円に対する「利払い費」だけで、防衛費や教育費が吹き飛ぶレベルの金額になってしまう。
財務省が「借金ヤバい!」と煽るのは、増税を正当化するためという側面もあるけれど、この「利払い費で身動きが取れなくなる未来」を心底恐れているからでもあるんだよね。
日本破綻説は本当か?
2024年4月5日に行われた衆議院財政金融委員会での立憲民主党・江田憲司議員と財務省の官僚のやり取りです。内容を要約してお伝えします。
江田議員「“日本は借金があるから破綻寸前だ、破綻寸前だ”というのはおかしい。一方的に負債だけ言って国民をだますのは止めてほしい。直近の日本の個人の金融資産はいくらですか?」
財務官僚「2141兆円でございます。」
江田議員「国と企業の金融資産を合わせた全体の金融資産はいくらですか?」
財務官僚「9704兆円でございます。」
江田議員「ほぼ1京円ですよ。対外純資産はいくらですか?」
財務官僚「418.6兆円でございます。」
江田議員「世界最大の債権国ですよ、日本は。どこが破綻するんですか?」
政府が「借金を返すから、あなたの銀行口座から半分没収しますね」なんて言ったら、それこそ国がひっくり返る大騒動になる。
結局のところ、問題は「借金の額」そのものよりも、「その借金を使って、未来の稼ぎ(GDP)をどれだけ増やせているか」なんだ。
今の日本は、借金をして「生活費(社会保障)」を払っている状態。これを「投資(産業育成や教育)」に回せていないことこそが、私たちが一番怒るべきポイントだと思わない?
記事のまとめ
今回の「国の借金1343兆円」ニュースの裏側
税収は過去最高だが、高齢化に伴う社会保障費の膨張がそれを上回るスピードで進んでいる。
日本には莫大な資産があるため即座に破綻はしないが、金利上昇による「利払い費」の増大が最大の懸念。
財務省の発表は、いつも「恐怖」を煽って「増税」への伏線を張っているように見えるよね。
でも「資産」の側面を無視した議論は不公平だ
私たちがすべきなのは、ただ数字に怯えることじゃない。
「預けたお金(国債)を、ちゃんと未来が明るくなるような投資に使っているのか?」
「ただの延命措置に消えていないか?」
その使い道を、もっと厳しく、それこそ1094万円を貸している
「オーナー」としての目線で監視していくことだね。

