パニック障害の発作を落ち着かせる方法として、自律訓練法が注目されています。
この自律訓練法を身につける事により、パニック障害を症状を軽くすることだけでなく、ストレス社会からあなたを守る可能性もあります。
ストレス解消というのは現代人の悩みですし、ストレスからパニック発作が起こっている可能性もあります。
心身がリラックスし、自然治癒力を高め病気になりづらい体作りをしていきましょう。
現在パニック障害を抱えており、薬を出来る限り減らしていたい、自律訓練法をマスターしいつでもどこでもリラックスできるようになりたいと思う方はこのまま記事をお読みください。
パニック障害を自律訓練法で解消!自律訓練法ってどんな訓練なの?
人間は本来環境に適応する能力があり、多少のストレスや疲労なら、すぐに回復させる力を持っています。
その中にストレスに対する抵抗力があります。
現代人は、ストレスの抵抗力が低下しており、集中力の持続力が下がっているとも言われており、勉強や仕事の意欲が湧かない人が増えています。
そんな時に自律訓練法がストレス社会を生き抜くキーワードになっていくでしょう!
では自律訓練法とはどのような訓練のことをいうのでしょうか?
●心療内科や精神科などでも使われる一種の自己催眠法で、わずか数分で 全身をリラックスさせることができ、心身の疲れがすっきりとれます。
●慣れてくると、誰でも・いつでも・どこででもできるようになるので、是非チャレンジしてください。
●「準備と姿勢」ができたら、「6つの公式」にチャレンジしましょう。 最初は「第2公式」までで十分です。
●最後に「消去動作」をして、気分スッキリ。
自律訓練法は必要に応じて心身ともにリラックス状態にいつでもできる方法であり、その気になればほとんどの方がマスターできる方法なんです。
毎日自律訓練法を生活の中に取り入れるようにしていくだけで、常に自律訓練状態の中で生活を過ごせるようになってくると思います。
自律訓練法をマスターするとどのような事が解決されるの?
自律神経訓練法は脳を休ませる効果があります。
脳が正常に機能していれば、自律神経は乱れず、毎日リラックスしている状態で日々を送ることができ、感情も安定します。
多少のストレスがあったとしても生まれつきもっている自然治癒力でコントロール出来てしまうのです。
自律訓練法はしっかりと行うことによって、以下のような効果があると言われてます。
・蓄積された疲労回復
・イライラせず、おだやかにいられる
・衝動的行動がなくなる
・集中力アップ
・身体的痛み、精神的な痛みが軽減する
このような効果が期待されており、パニック障害を抱えている患者さんにとっても効果が発揮できます。
パニック障害を自律訓練法で解消!1日10分でリラックス実践編!
自律訓練法のやり方
自律訓練法には7つの公式というものがあります。
やり方としては、この公式を心の中で唱えていくという方法をとります。
例えば、背景公式の「気持ちが落ち着いている」というのを、「気持ちが落ち着いている、気持ちが落ち着いている、気持ちが落ち着いている…」と2、3回心の中で唱えていきます。
この時、目を閉じて、体の力を抜き、 頭でイメージをしながら行います。 体勢は仰向けに寝るか、座って行います。
では、以下の公式を背景公式~第六公式まで心の中で唱えていってみましょう!
自律訓練法の訓練公式
背景公式 「気持ちが落ち着いている」 安静感
第一公式 「両手両足が重たい」 重量感
第二公式 「両手両足が暖かい」 温感
第三公式 「心臓が静かに規則正しく打っている」 心臓調整
第四公式 「楽に息をしている」 呼吸調整
第五公式 「おなかの辺りが温かい」 腹部温感
第六公式 「額が心地よく涼しい」 頭部調整
上記のことが終了したら、しっかりと消去法を行いましょう!
・軽く目をつぶり、両手でにぎり拳を作り、グーとパーを繰り返す!
・腕を2〜3回曲げたり伸ばしたりする
・大きく背伸びをする
上記が消去法になります。
いかがでしたでしょうか?
みなさんのお役に少しでも立てたら幸いです。