あなたの周りにパニック障害を持っている人はいますか?
そしてパニック障害を持っている方に対して、待ち合わせ時間にちゃんとこれなかったり、いきなり予定をドタキャンされて強く叱った経験はあったりしませんか?
パニック障害の人に「約束できない人」というレッテルを勝手に貼付けてしまっている人は要注意!!
パニック障害の人を大きく傷つけてい可能性があります。
迷惑なやつだと思ってしまっても仕方がありません。
普通に考えたら約束できない人がいたらストレスになりますもんね。
しかしこれからもパニック障害になってしまった友人や大事な人と長く一緒にいたいと思っている場合はパニック障害の事をもっと知る必要があります。
また現在パニック障害の人も「約束できない人」から「約束できる人」に変わるにはどうしたらいいのでしょうか?
パニック障害の人はなぜ約束できない人になってしまったのか!?
パニック障害の人が初めから約束できない人と思っている人は大きな誤解です。
パニック障害になりやすい特徴として、責任感があり、真面目で几帳面、頑張り屋さんという一面を持っています。
むしろ元気な頃は、「約束できない人」ではなく「約束は完璧にこなす人」の方が多いんです。
しかし病気を経験し、発作を体感してしまうと様々なトラブルが患者を襲います。
例えば何時にどこどこで待ち合わせと確約してしまうと、その時点から不安が湧き出てくる方もいます。
とくに重要な会議であったり、大事な恋人との初デートなんてシチュエーションは一般の方でも不安を感じるくらいですから、パニック障害の人にとっては地獄のような不安感を感じてしまうかもしれせん。
一体どのような思考回路で不安が起こっているのでしょうか?!
・待ち合わせ時間に間に合わなかったらどうしよう
・途中で強烈な発作に襲われたらどうしよう
・長時間の時間拘束で逃げれない空間が辛い
パニック障害持ちの私も経験しましたが、このような思考に反射的になってしまってました。
周りにパニック障害の患者いる方は、パニック障害の人は「約束できない人ではなく、約束を守る気はあるけど約束できることが難しくなってきて人」と認識を変えてもらえたら嬉しいです。
パニック障害の人と接する場合は病気を理解して相手に寄り添う事が一番大事!!
パニック障害の人の事を「約束できない人」と勝手に決めつけている方もいますが、もしかしたら原因が周りの人の場合もあります。
実際パニック障害の患者である私は、「約束できない人」代表だったのですが、あるとき「約束できる人」に大きく変化することができました。
それが周りの対応でした!!
パニック障害の人に関わっている人が、
「もしかしたら、自分の接し方にも問題があったのでは!?」
と考え方が少しでも変わったら、パニック障害の人も大きく変わってくると思います。
例えば待ち合わせの約束をする時
「何時何分にどこどこで待ち合わせだから絶対に遅刻しないでね」
と約束するのと、
「何時何分にどこどこで待ち合わせだけど、体調が悪くなったりしたらいつでも時間変更できるからいってね。最悪体調が悪くて無理だったら別にその日じゃなくても大丈夫だからね」
と約束するのではまったく安心感が違います。
言葉のかけ方違いでプレッシャーから解放されパニック障害の人は、「約束できない人」から「約束できるかもしれない人」に変化するのです。
もし約束を守れなかった場合でも、「大丈夫全然気にしてないよ」と言ってくれるだけで、さらに安心感を覚え気持ちが楽になります。
そうすると「約束できるかもしれない人」から「約束できる人」と変わる場合もあります。
ちょっとしたことでもいいので、周りの人も声かけを変えてみたらいかがでしょうか!?
パニック障害の人が約束できない人からできる人になるにはどうしたらいいの!?
次はパニック障害になった当事者はどうすれば「約束できない人」から「約束できる人」になるのでしょうか?
答えは簡単です。
約束できない約束はしないことです!!
具体的にどうゆうことかというと以下の通りです。
待ち合わせ場所は自分が安心出来る場所
待ち合わせ場所を自分の安心出来る場所にすることで、不安要素が減り約束を守りやすくなります。
相手が場所を指定してきたとしても、自分が安心出来る場所の提案してみるといいでしょう。
待ち合わせ時間は出来れば自分で決める
精神患者は夜中々寝付けなかったり、寝起きが悪かったり、朝が苦手な方が多いです!
朝が苦手なのに待ち合わせ時間を午前中にしてしまうとそれだけでプレッシャーですよね!
できれば自分が万全な体調の時に合わせて時間を決めると安心感がでてきます。
無理な約束は断る
真面目で几帳面で完璧主義な方がなりやすい病気がパニック障害です。
イエスマンも多く、なんでもかんでも言われた断れない方もいます。
どう考えてもこの約束は自分に負荷がかかってしまうと判断したら勇気を持って断る事も大事です!!
自分の状態を相手に伝えてから約束する
なにか約束する場合、万が一の場合も伝える事も大事です。
例えば
「明日なんだけど、パニック障害の病気の影響で最悪行けないかもしれません」
最悪約束できなかった場合でも大丈夫な状態にしておくと少し緊張感がおさまります。
中には理解してくれない方もいますが、そのような方とはあまり長い付き合いは期待できないと思いますので気にしなくていいです。
しっかりと自分の病気を理解してくれる方は、自分が頑張って病気を治そうとしていれば自ずと応援してくれる優しい方が現れます。
少しづつ自分のできる小さな約束をコツコツとこなし、自信をつけていくことで「約束できない人」から「約束できる人」に変わってくると思います。
いかがでしたでしょうか?
少しでも皆さんのお役に立てたら幸いです!!