パニック障害患者で飛行機に乗る方法を模索している方はいらっしゃいますか?
海外旅行が好きだった私にとって、病気が原因で飛行機に乗れなくなってしまい、行動範囲が狭まってしまった辛い経験があります。
電車や新幹線も乗れなくなってしまい、飛行機に乗るなんて考えただけ発作が出そうです。
飛行機が飛び立ってしまった瞬間の冷え汗。
その場から逃げたしたくても逃げれない恐怖。
窒息感のある飛行機内。
もう二度と旅行なんていけないと思った私でも、予期不安をほとんど気にする事なく外出が出来るようになりました。
パニック障害で飛行機に乗る方法!旅行好きな私に起こった悲劇!
海外の様々な文化にふれる楽しみにや、ライフスタイルの違いを肌で感じ体感し、本当に旅をするということはとても刺激的で、発見も沢山あります。
しかしそんな私を襲ったのがパニック障害でした。
始めての発作を経験後、なんの前触れもなくあの発作がまた起こるのではないかと考え始めてしまうようになってしまったのです。
車の運転でも、毎日通っている道なのに、不安で胸がいっぱいになってしまい、本当に怖かった経験がありました。
パニック障害で飛行機に乗る方法!進化した医療技術!
パニック障害で大きく行動範囲が狭まり、飛行機に乗るなって考えも出来なかった、私の救いがお薬でした。
「発作が起きても絶対に死なない」
「薬をきちんと服用すれば軽減される」
その言葉に励みをうけ、医師の指示通り二人三脚で病と向き合っていきました。
パニック障害は、脳の誤作動によって起こります。
しっかりとした脳の病気あるということを理解し、気の持ちようでは治らないという事を知り、前向きに治療に励む事ができました。
その結果、日常生活や飛行機以外の乗り物には乗れるようにまで成長しました。
パニック障害で飛行機に乗る方法!進化した医療技術!
飛行機に乗る方法を知る前に、まずなぜ飛行機に乗ると他の乗り物より恐怖を感じやすいか、自分の体験を元にお話します。
他の乗り物は途中で気分転換が出来る
車は発作が起きたら、道の端に車を止めて休憩することが出来ます。
電車は、予期不安を感じたら次の駅で降り事が出来ます。
新幹線も、各駅停車であれば駅で降りる事が出来ます。
しかし飛行機に関しては、発作が起きようが、外に出たかがろうが、途中で引き返す事は不可能です。
長いフライトだとしても関係ありません。
空を飛ぶという行為に恐怖も感じる
パニック障害になると不安に関して敏感に反応してしまう場合があります。
飛行に乗るだけで、高所恐怖症という言葉あるように、高い場所に長期間いるというだけで不安や恐怖を感じてしまう恐れもあります。
どの乗り物より後戻りが出来ない
車、新幹線、電車どの乗り物と比べても一度フライトに出てしまうと、後戻りできなくなってしまいます。
それが患者にとって大きな負担になってしまう場合があります。
パニック障害で飛行機に乗る方法!解決方法とは?!
では具体的にパニック賞がで飛行機に乗る方法はあるのでしょうか?
順を追って説明していきたいと思います。
まず日常生活が普通に送れるようになること
まずは飛行機に乗る方法を知る前に、日常生活をきちんと送れるようになることが大前提です。
焦る気持ちは分かりますが、基盤が整っていないと精神状態がとても不安定な状態が続いてしまい、無理矢理挑戦しようとすると返って悪化してしまう恐れがあります。
地上の乗り物を制覇してから飛行機に挑戦すること
飛行機に乗れるようになる前に、地上の乗り物は予期不安を感じる事なく乗れるようにしましょう。
私の感覚ではどんな乗り物より、飛行機が一番負担が大きいと感じました。
もちろん個人差もあります。
フライト時間が短いものから挑戦すること
予期不安があまりでなくなって、日常生活や乗り物に乗れるようになってきたら、いよいよ飛行機に挑戦です。
苦手なところに挑戦する場合は、本当にゆっくりゆっくり時間をかけて少しづつ挑戦していきます。
まずは空港にいってみるところから始めましょう。
空港で飛び立つ飛行機を眺めながらイメージワークを膨らませていきます。
慣れて来たらいよいよフライトです。
始めはフライト時間が短い場所を目的地として設定するといいでしょう。
薬や安心できるものを持ち物としてしっかり準備して、いくとさらに良いでしょう。
一度乗れたからといって、いきなりステップアップしないこと
短い時間のフライトを予期不安なしで乗れるまで何度も何度もチャレンジしましょう。
ここで重要なのは、一度フライトに成功したからといって、すぐに次のステップにいかないことです。
フライト中良き不安を少しでも感じるようであれば、まだまだ練習が必要です。
短いフライトを何度も何度も積み重ね練習しましょう。
予期不安を感じなくなるまで体に飛行機の感覚を落とし込む事ができたら、少し長いフライトに挑戦しましょう。
ここでも30分〜1時間程度くらいの感覚で伸ばしていくといいでしょう。
失敗したらまた少し戻って再挑戦
仮にうまくいけなかった場合、少し前のステップにもどってまた少しづつ挑戦していくことが大事です。
この繰り返しで飛行機に乗れるようになっていきます。
今は本当に新薬の開発が進んでくれたので、パニック障害は治る病気になってきました。
発作を抑える協力な薬でも、副作用がほとんどないものもあります。
前向きに治療に励んでいきましょう。
いかがでしたでしょうか?
少しでも皆さんのお役に立てたら幸いです。