パニック障害を経験して毎日体調不良の方はいませんか?
この場合どう行動することが適切なのでしょうか?
まずはこちらの体験談をご覧ください。
会社の繁忙期にパニック障害に
電車に乗れなくなってしまったことでパニック障害を経験しましたが、仕事場で適応できなくて過呼吸を起こして、パニック障害に陥り、会社を退職したことがありました。
その当時勤めていた職場で入社して3カ月経った頃に繁忙期がやってきました。
繁忙期は残業は必須で、夜通しやってもらうかもしれないから覚悟しておいてくれと上司から言われていました。
実際に繁忙期に入ってみると、夜通しほど酷いものではありませんが、2時間から3時間毎日残業をしていました。
入社して3カ月なのでまだ慣れていないことだったり、出来ないこともあり、ミスが増えてしまいました。
ミスを指摘する先輩や上司の言い方もきつくなり、繁忙期で忙しいのに仕事増やすなよと言われてしまったり、分からないことを聞いても繁忙期で余裕が無いからかそっけない返事をされたり、聞いてはいけないことかもしれないが、やったこともない業務をやってと言われてしまったので、やり方を教えて欲しいが、そっけない返事をされるのが怖くて、その業務を後回しにして出来る業務をやっていたところ、実は後回しにしていた業務の方を優先的にやらなくてはいけなく、結局先輩に迷惑をかけてしまいました。
そうしたことを繰り返していくうちに、仕事場にいるのが辛くなり、繁忙期なので全体的にイライラして、雰囲気が悪く息苦しさもありました。
過呼吸が治らず毎日体調不良が続く
繁忙期が来てから1カ月半ほど経過した頃、納期調整や受付応対をして、締め切りが近い事務仕事を何十件もこなし、あれこれ仕事を受けなくていけない状態で頭も心もいっぱいいっぱいなところで、過呼吸を起こしてしまいました。
過呼吸を起こした時は周囲はびっくりしながらも、忙しいから疲れが出てしまったんだねと心配してくれる方もいました。
しばらくして、繁忙期をどうにか乗り越えましたが、業務が重なったりあれこれやらないといけない状態になると過呼吸を起こしてしまうようになりました。
2回3回と過呼吸を起こすようになると周囲の見る目も変わり「またか」「仕事が嫌だからわざと過呼吸を起こしている」と思われ、信用を失い、仕事場で居場所が無くなりました。
やがて、自分で業務を行う意欲も失い、業務の指示は先輩が指示書を作ってくれ、その通りに行うように言われましたが、出勤して周囲の顔を見ると過呼吸やパニックを起こすようになってしまい、仕事に来ても全く仕事にならず、早退したり徐々に出勤が出来なくなりました。
上司から「いい加減にして欲しい」「毎日のように過呼吸を起こすリスクの高い人間は雇えない」と言われ、退職をするか、しないならもう過呼吸やパニックで他の人に迷惑をかけないで欲しい。でも、それは出来ないだろうから辞めた方が貴方のためなのでは」「無理せずに休んだ方が良い。
この職場は残念ながら貴方には向かないよ」と言われ、退職を促されました。退職を促されてから、上司から言われたことや過呼吸になった時のこと、周囲の冷たい反応が頭から離れなくなり、心療内科の診察を受けました。
繁忙期と言う普段と違う雰囲気の中で、慣れていない中であれこれ業務をこなさなければいけない状態の中で貴方自身の心が悲鳴を起こしてしまって、パニック障害にかかっている可能性があると診断されました。
仕事をやめて治療に専念
辞めてからも毎日その職場での辛かったことが頭から離れなく、似ている人がいると少しパニックになってしまうこともあり、考え過ぎて過呼吸を起こしてしまうこともありました。
退職して1年くらい経過して、考え方のクセを改善するための認知行動療法を行ったり、人間関係が薄い短期の仕事をやったり、在宅ワークをしたりして、徐々に自分でも出来ることを増やしていき、現在は長く勤められるような仕事を探しつつ、もしまた同じような状態になってしまったらどうしたら良いのかの対処方法、気持ちの切り替えの訓練を行っていくことを課題として過ごしています。
パニックになりそうな時は席をはずして深呼吸して、心を落ち着かせるようにしたり、自分で過呼吸を起こしてしまうリスクを減らす工夫をし、それを対処方法として身につけることも課題としています。
毎日体調不良を直すにはどうすればいいか?
会社であれば、体験談の方のとった行動は正解だと思います。
まずはストレスになっている原因を排除することから始めましょう。
そして過呼吸になった時の対処法を覚えておきましょう。
腹式呼吸がおすすめなのでマスターしておくといいでしょう。
心療内科にもしっかり通って、お薬をもらいながらゆっくり体調を回復させていきましょう。
健全なメンタルになれば自ずと前向きな考え方になっていくでしょう。