27歳の時、初めて過呼吸になりました。
原因は上司との関係悪化によるストレスだと思います。
当時販売員をしており、売り場のバックヤードでの出来事でした。
過呼吸を知らなかった私は、何もできずに「ぜーぜー」いっているところを同僚にみつけられ、救急車で近くの総合病院に運ばれました。その日は風邪気味で、市販の薬を飲んでいたため発症したのだろうと診断されました。
私もそうであって欲しいと思っていましたが、その数日後にまた職場で過呼吸を起こしてしまいました。
こう度々発作を起こされては困りますよね。上司から数日間休むようにいわれ、その間に心療内科に行きました。
そこでパニック障害と診断され、パキシルというお薬を処方されました。
毎晩寝る前に飲んで、発作が起きたときも飲むようにいわれたのですが、この薬がとにかく眠くて…仕事に復帰した後も休憩時間はほぼ寝ていました。また、医師からは治すためには「自分が変わるか、環境を変えるしかない。
でも自分を変えるのは時間がかかるし難しいから、環境を変えるほうが早い」といわれました。自分でいうのうなんですが、とても楽観的でおおらかな性格でしたので、こういった病気になるとは思っていなかったです。
そんな自分が変わるのは無理だと考え、早々に退職できるように勤務先へお願いしました。
元々、退職願は出していて後任の研修中だったので、1か月後くらいに仕事を辞めました。
辞めた当初は発作が多少でて婚約者を驚かせたりしましたが、徐々に慣れて危なくなったら紙袋をすぐに持って来てくれるようになりました。
そんな支えのおかげか、過呼吸が頻発することはなくなり通院と薬は1年ほどで止めました。
その後、転職し当時の婚約者と結婚もしました。今は1児の母で、専業主婦です。
発症時の私は徐々に悪くなる上司との関係と、初めて親元を離れての生活が始まったこととで、身体も心もダウンしてしまったのだと思います。
どちらかだったら発症しなかったんじゃないかな。
それでも主人と大きな喧嘩をしたりだとか、精神的に大きな負荷がかかると発作がでることがあります。
前兆があるので、なるだけ出ないようにコントロールするのですが…。環境は大きく変わって、もう発作はでないと思ってもそうはいかないようです。
私の場合は生活に大きな支障をきたすわけではないので、気楽に向き合って行こうと思っています。