パニック障害で急行電車が乗れなくなってしまった体験談をシェアしたいと思います。
パニック障害は大学時代の就職活動によるストレス
私のパニック障害のきっかけは、大学時代の就職活動によるストレスからです。
就職難と言われ、自分の希望する仕事の内定がもらえない中、就職先が次々と決まっていく友人たちに焦りと憤りを覚えていたのだと思います。
ある日、面接先に向かうため、やや混雑した電車に乗り込みましたが、急にこの混雑に恐怖を感じ息苦しくなりました。
早く降りたいと思うけれど、乗っている車両はは急行電車余計に怖くなり、呼吸が浅くなり視界も狭くなる感覚がありました。
初めての感覚にどんどん焦り、倒れるかも…と思った時に駅に着き降りることができました。
ホームのベンチに腰掛け風に当たるだけですぐ良くなりました。
車内の暑さで貧血だったのかな?と疑問に思いながら、再び電車に乗りましたがやはり先ほどの症状が…面接にはどうにか間に合いましたが、それからは電車に乗ることが怖くなり、誰かと一緒に乗る又は、各駅停車の電車で1駅毎に降りなければならなくなりました。
心療内科の壁
自分の体で何か起きていると感じ、両親の勧めで心療内科を受診しパニック障害であることがわかりました。
初めは抵抗があった心療内科ですが、院内はきれいで、院長先生は普段着で物腰柔らかい方で安心したことを今でもはっきり覚えています。病名がわかっただけで、不安が1つ消えました。
お薬は私の心強いお守りとなりました。「1つずつ自分のペースでやれることから」人混みを歩く・1人電車に乗ってみる・混雑した電車にチャレンジしてみる・1駅づつ距離を伸ばすごとに、できることが1つ増えるたび喜びを覚えました。
改善してきた症状
急行電車に乗れた時は本当に嬉しく、心療内科の先生に早く報告したくて、カウンセリングの日が待ち遠しかった程です。
先生との何気ない日常会話が飛び交うカウンセリングでは、いつの間にか自分をコントロールする術を身につけていました。
恐怖と向き合うこと・何が恐怖なのか・本当の自分の悩みなど、自問自答しながら乗り越えることができた時に、希望していた職種に就職できました。
今でも運転中などに動悸を感じ、パニックの症状がでることがありますが、大丈夫!と心を落ち着かせ、その場をしのげるようになりました。
このような症状が表れる時は、心身が疲れているサインでもあるため、お風呂にゆっくり入ったり好きな事を思いっきり楽しむなどストレスを発散し、パニック障害とうまく付き合っています。