カイロプラクティックという手法を使ってパニック障害を改善させた体験談を紹介したいとおもいます。
一つの手法として頭に入れておいて頂けたら幸いです。
パニック障害は飛行機の中で発症
里帰り出産を終え、私と生後1ヵ月になる娘と旦那と義両親の計5人で飛行機に搭乗していた時です。
まだ、全てのお客さんが乗り込んでおらず、機内は荷物を棚にしまう人や、自分の座席に移動している人たちでごった返していました。
私は、娘を抱っこした格好で座っていたのですが、突然、何の前触れもなく呼吸がうまくできなくなり、過呼吸のような状態に陥りました。
自分でもワケが分からなくなり、苦しくて肩で息をしながら、咄嗟に娘を義両親に預けました。
そして、旦那に「飛行機から降ろして!!」と、しきりに訴えていました。
旦那は狼狽しながらも背中をさすってくれたりして、なんとか落ち着かせようとしていましたが、私の掌はじっとりと汗をかき、見る見るうちに震え出してきました。
ついには客室乗務員を手招きして「飛行機から降ろしてください」と無理を言って困らせました。
客室乗務員は優しく心配はしてくれましたが、離陸時間が迫っていたせいもあり、懇願むなしく、あえなく飛行機は離陸しました。
私はパニックの中、目をつぶり恐怖心と戦っていました。
バスも電車も乗れなくなってしまった
機体が揺れる度に「ここからは出られない」という恐怖感で絶叫していました。
その体験を機に、今まで平気だったバスや電車にも乗ることできなくなりました。
バスに乗れば、カーブの際に横転してしまうのではないか?電車に乗れば、運悪く、閉じ込められるのではないか?など、無意識に考えが悪い方へと向かっていき、最終的にパニックに陥ります。
その他にもエレベーターに閉じ込められる恐怖、高速道路で好きな時に降りられない恐怖、そんな恐怖心が私の心と体を支配していき、一時は引きこもりの様な生活をしていました。
ところが、そんな時、あるブログを閲覧していると、パニック障害の発作が緩和された人の話が載っていたのです。そこには首の骨のズレが関係していると書かれてありました。
そこで私は勇気をふり絞り、近所のカイロプラクティックの門を叩いてみることにしたのです。
カイロプラクティックをやってみることに
お店のスタッフは始め、優しく肩や背中を揉んでくれ、その後に首の骨のアジャストをすると言ってきました。
私の中でカイロプラクティックは骨をボキボキならして行うものだと思っていたのですが、そのお店はそれとは逆に優しく弧を描きながら施術していきました。
こんなに優しくアジャストしてくれるなんて思ってもいなかったですし、なにより気持ちが良かったので、その後も数回かよいました。
すると徐々に症状が落ちつき、今ではバスや電車にも普通に乗れるようになりましたし、もちろんエレベーターも高速道路でも何の恐怖心を持たなくなりました。
ただ、飛行機だけは未だに恐怖心はありますが、以前のようにパニックになる事はなくなりました。
それというのも、自分だけの得策として、空港内で前もってアルコールを摂取し、少し気持ちが大きくなったところで搭乗するからです。
完治したわけではないのですが、以前よりもかなり症状がが治まってきてるので自分自身は大満足です。