パニック障害を持つと強烈な怒りを感じた場合「怒り発作」を出す場合があります。
大声を出したり、暴れ狂ったり、自分で自分をコントロールできなくなる感覚を私自身も味わったことがあります。
パニック障害で「怒り発作」を体感している患者さんも苦しいですが、それを見ている周りの方もさぞかし大変でしょう!!
今回は怒り発作に関しての対処方法を患者側と周りの方側の両方の視点から対処方法を提案していきたいと思います!!
パニック障害で怒り発作!おとなしい性格だったあの人が突然暴れだした!
健康で元気な頃は多少のストレスには絶えれたのですが、パニック障害になってしまってから些細なストレスにも敏感になりました。
時にそのストレスが爆発してしまうことも!
それを実感したのが、「怒り発作」を体感した時です。
今まで何も感じなかった、些細な騒音、環境、人の言動に強烈なストレスを感じ、大発作を起こしてしまいました。
血の気が上がり、脳天を突き破るような何かがやってきて、思わず声を荒げ、体全体に逃れられないような苦しみが襲いました。
まだ自分自身がパニック障害という病と向き合えてない頃でしたので、どうしていいかも分からずただただ周りに当たってしまったのです。
パニック障害で怒り発作を発症!患者は悪気はない!
怒り発作で狂ってしまったり、普段は全く言わない暴言を吐いてしまっても本人には悪気はない場合が多いです。
もともとパニック障害になりやすい人は、ストレスを溜込みやすかったり、真面目だったり、責任感が強い人がなる病気です。
悪気があってそんな行動をとる人は少ないはずです。
怒り発作が治まったあとは、「本当にごめんなさい」と謝罪したりしてませんか?
パニック障害で怒り発作を体験した患者はどうすればいいか!?
私もそうでしたが、パニック障害になる人はストレスの逃し方が下手なのです。
だからどんどん自分に負荷をかけてしまったり、嫌なことも断れずイエスマンになってしまうのです。
その日のストレスはその日のうちに解消!
ストレス社会の現代!細かなストレスはその日のうちに解消しましょう!
趣味に没頭する時間を作ったり、一人で抱え込まず信頼出来る人に話を聞いてもらうだけでもいいと思います。
嫌なことは病気を理由に断ってもOK!
パニック障害をきっかけにイエスマンを卒業しましょう!
どうしても無理なら断る勇気も必要です。
真面目なあなたはとても素敵です。
ただ自分の体を壊してまでいい人になる必要はないです。
怒り発作が出そうな時はとにかく深呼吸!
薬もない、落ち着かせる方法も分からない、とにかく叫びたい。
そんな時はとにかく深呼吸です。
息を吸って鼻から空気が入ってくるのを感覚で感じ、息を吸った時よりも長く息を吐くといいでしょう!!
呼吸に全神経を集中させることにより血の気が戻ってくると思います。
薬を使う!
怒り発作を起こしてしまった時、薬がある場合は医師から処方されたものを飲むとよいでしょう!
パニック障害で怒り発作を起こされた!周りの人はどうしたらいいの?
パニック障害で怒り発作を起こされた場合周りはどうすればいいのでしょうか?
暴言を吐かれても聞き入れる!
怒り発作の場合突然の暴言や、大声を出す場合がありますが決して対抗しないことです。
ストレスを吐かせるだけ吐かしてあげてください。
反発してしまうとより一層症状が激しく出てしまう恐れがあります。
周りがパニックにならない!
まずは周りの人が冷静なってください。
どんなにわがままだと思っても聞き入れてください。
とくにパニック障害の初期の場合は患者さんも自分自身がどうやってコントロールするか分かりません。
発作時は出来る限り患者の要望に答るようにするといいでしょう。
10分から30分で発作は治まる可能性が高いです。
治まったらお近くの精神科を受診するとよいでしょう!
最悪の場合救急車に頼る!
どうしても周りの対応が間に合わない場合は救急車を呼ぶ事をオススメします!
下手に素人がなんとかしようとするよりも救急車を呼ぶ方が安全に対処してくれる可能性が高いです。
いかがでしたでしょうか?
皆さんの役に少しでも立てたら幸いです!