パニック障害になると辛いことも多いですが、学べることもたくさんあります。
とくに休養することの大切さはパニック障害になったことのある経験者は大いに実感することでしょう。
病気を抱えながらまだ頑張り続ける患者さん。
この体験談を聞けば退職=悪という方程式は崩れるはずです。
パニック障害は仕事のプレッシャーからなった
パニック障害の発作時は20歳の時、仕事は工場で働いてました。
きっかけは仕事のプレッシャーでした。
人件費削減の為かその当時は支持を出す社員の私もライン作業に加わらないと成り立たない程忙しかったです。
忙しさからか毎日、頭が痛く市販の鎮痛剤を飲む様になりました。
ちょうどそんな日々が一ヶ月程続いた日、いつもの様にライン作業をしていた時でした。
手が震え始め、上手く作業が出来なくなり呼吸が浅く酸素が入ってこなくなり過呼吸になりました。
その作業はなんとか終え、私の異変に気付いた周りの人が声を掛けてくれたと同時に倒れてしまいました。
手の震え、手の冷え、過呼吸、身体に力が入らず、そのまま10分程動けずにいました。
落ち着いた後、水分を取り上司に呼ばれすすめられたのは心療内科でした。
私に限ってそんなことはない。疲れていただけだ。
そう思っていた私でした。
「嘘だと思って行ってみな。何もなかったらそれでいいじゃん!」と頑なに譲らない上司。
半信半疑で私は心療内科に行きました。
診断されたのはパニック障害。
その病気すら知らなかった私でしたが、先生に話を聞くとパニック障害の症状は仕事中の私そのものでした。
多少のショックはありましたが、治らない訳ではないので処方してもらった薬を飲み始めました。
パニック障害治療生活の始まり
ソラナックスは朝晩に飲み、不安に思ったり苦しくなった時に飲む薬でした。
ですが改善されず、パキシルも飲み始めました。
仕事も休職させてもらった為、徐々に薬の量も減り仕事も復帰できました。
完治ももうすぐの所で、家庭の方で不幸があり余計に酷くなってしまいました。
仕事もまともに出来なくなり会社に向かう事も出来なくなってしまった為、周りの負担が大きくなると考え苦渋の選択で退職を決めました。
退職をしてからは療養の日々でしたがみるみるうちに良くなり、一年程通っていた心療内科でしたが僅か4カ月で完治しました。
それからは同じ様な症状は一切ありません。
やりがいのあった仕事を退職する事になりましたが、自分が感じていない所でかなりの負担が掛かっていたのだと思いました。
仕事に対する感情の変化
最初、理想は仕事を続けながら完治出来ればいいと考えていましたが、退職という道も間違ってはなかったと今では思います。
私は、 退職=逃げる だと思っていましたがそんなことはなくストレスを取り除く事だと思います。
仕事も大切なのは分かりますが、一番は自分の身体です。
健康な身体あってこそだと実感しました。
これはやはり体験者しか分かりませんね。
ただ今はパニック障害患者がする仕事は休むということが学べましたね。
まとめ
パニック障害になるとさらにその主には増えてしまうかもしれません。
今回紹介させて頂いた話を聞いて、休むことが仕事ということを理解してほしいです。
まずは身体を治すことに集中しましょう。
休まずさらに仕事で自分を追い込んでしまったら、悪化の原因になりなかなか治りにくくなってしまいますよ。