パニック障害で大便も小便も漏らしてしまった体験談!
2018/08/14
パニック障害の失神の恐怖で大便も小便も漏らしてしまった体験談がありました。
大人になってから大便や小便をもらしてしまうというのは恥ずかしいと思う方もいるかもしれません。
これだけは理解してもらいたいのですが、それほどの恐怖がある病気なのです。
パニック発作が襲った死の恐怖!

年齢:35才 性別:女性 仕事:医療事務
「パニック発作」といえば電車の中や美容室といった「逃げ場所がない」場所で発症しやすいイメージがありますが、私が初めて激しいパニック発作に襲われたのは、自宅のリビングや寝室のすぐ傍にある浴室でのことでした。
当時フリーランスで仕事をしていた私は、一日の睡眠時間が極端に少ない生活をしており、その日は特に連日の睡眠不足で疲労が激しく、仕事を始める前にソファで2時間ほど仮眠をとることにしました。
今思うと、当時の私は心身ともにギリギリの状態だったと思います。
仕事では無責任なクライアントの指示に振り回され、プライベートでは家族との修正しがたい諍いに疲れ、息が詰まるような日々を過ごしていました。
浅い眠りの中で、私は悲しい夢を見ました。自分ではない誰か別の女性が地面にしゃがみこみ、子供の用に涙を流して泣いている、という夢です。
重苦しい夢の中から逃げ出すように、スマートホンのアラームが鳴る前に目を覚ました私は、気分直しに熱いシャワーを浴びることにしました。
時刻は夜の23時半。
脱衣場で服を脱ぎ、シャワーの栓をひねってお湯を身体に浴びた、その時のこと。(…?)(……!?)ほんの数秒で、自分の今の状況が理解不能になりました。
頭ではなく全身が「死の危機」を激しく感じ、「死」という冷たく真っ暗な谷底に一気に引きずり込まれるような、とても表現ができない凄絶な恐怖感に呑まれてしまったのです。
もはや頭で身体をコントロールすることはできません。呼吸ができないのです。
肌に当たるお湯が冷たく感じられ、「ほんの少しでも身動きをすると死ぬ」という恐怖感。
パニック障害で大便も小便も漏らしてしまった体験談

当時「パニック障害」という病気を意識していなかった私は、ぼんやりと痺れたような意識のどこかで(これ心筋梗塞だ、私死ぬんだ)と思ったことを覚えています。
身体や脳に残ったの防衛本能なのかどうかは解りませんが、失神しそうになりながら、私は脱衣場の床にあったブラシを扉に投げつけて「ねえ!」と叫びました。
3度ほど叫んだと思います。
家人が駆けつけてきた時、私はほとんど意識を失っていました。
家人曰く、裸で倒れていた私の手や身体は氷のようにヒンヤリと冷たく、ゾッとしたそうです。
汚い話で恥ずかしいのですが、浴室の床に倒れた私は大便も小便も垂れ流してしまっていました。
窒息に似た状態になっていたからかもしれません。
人目に目立つ救急車を避けるため、私は家人の車で病院に運ばれました。
車中では「紙袋を口に当てて呼吸をする」という、過呼吸対策のひとつを実践させられていましたが、当時の私にとっては「紙袋を口に当てる」こと自体が苦しく、カーエアコンの風すらも、苦しくて怖くて、怖くて怖くてたまりませんでした。結局、病院で心電図をとったものの異常はみられず、「パニック発作」という診断。
自分の中では(心筋梗塞だ)としか考えられなかったので、心電図に異常がない、という証明を手にできたことは僅かながらも安心材料になりました。
病院から帰宅後には、処方されたパキシルという薬を服用し、安静にする日々が続きました。
しかし一度あの発作を起こしてしまった以上、身体や頭の中には「死」の幻覚のような恐怖感がずっと残っていました。
パニック障害で起こる広場恐怖が徐々に薄れてきた

発作を起こした現場である浴室のシャワーは、一週間以上浴びることができませんでした。
ただ不思議なことに、一般的なパニック障害の症状にあるような、広場を恐れる「広場恐怖」が私には起こりませんでした。
パニック発作は脳内の伝達物質の誤作動から起こる症状であるとされていますが、やはり精神的・肉体的ストレスや、徹夜や長時間労働による昼夜逆転といった無理が多い生活も、発作を起こすトリガーのひとつなのだなと思います。
現在、私は、月に一度、病院の心療内科で診察を受けています。
初診時の診断は「うつ病とパニック障害の疑い」でしたが、最終的には「双極性障害」と診断され、薬はデパケンR錠を一日に6錠、ソラナックスを一日に3錠服用しています。
『パニック発作の不安や恐怖感は、平常時の人間の頭ではとても想像ができない。もはや経験してみなければわからない。』
パニック発作経験者の多くの方は、こうした感想をお持ちなのではないかと思います。
私も、二度とあのような体験はしたくありません。
最初の発作から4回ほど発作が起きましたが、きちんと服薬し、できるだけストレスをため込まないように意識することで、病状そのものは確実に改善されつつあると感じています。
まとめ

パニック障害は予期せぬ場所で突然起こるということ初めての発作は、何が起こったが自分でも分からなくなり対処のやり方が分からなかった。
それによって失神をしてしまい大便や小便をもらしてしまったようだ。
パニック障害になっても失神はしない可能性が多い。
大事なのは早く自分がパニック障害ということに気がつくことです。
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