パニック障害でお風呂入れない!温泉なんて絶対ありえない!

パニック障害体験談

私がパニック障害を初めて症状が現れたのは、実家に帰省している時でした。

前日婚約者と一緒に両親へ挨拶をしに帰郷。

無事承諾をもらい皆でお酒を飲み楽しい夜を過ごした翌日の事でした。

婚約者は仕事の為、一足先に戻り、私は実家で久しぶりに両親と水入らずの時間を過ごし一泊して戻る予定でした。

夜いつものようにお風呂へ。

お風呂から上がって髪をタオルで拭きながら一息つこうとソファーに座った時です。

突然両手がしびれ始め、今まで感じたことのないくらい心臓がドキドキし、息がうまく出来なくなったのです。

なんというか、それまで何も考えずに無意識にしていた呼吸の仕方を忘れたような感覚でした。

このままだと、過呼吸になる!か、倒れそう!と、過呼吸にも失神もしたこともない私がなぜかそう思い倒れるまえにと一心不乱で父に頼み救急へ。

病院についたときには、立っているのがやっとだったことを覚えております。

Sponsored Links

スポンサーリンク
広告
たった2分で登録完了! パニック障害でも恋ができた!

お風呂で起こったパニック発作で病院に運ばれる

私はそのまま車椅子に乗せてもらい検査へ。

血液検査、心電図、呼吸器など色々調べてもらいましたが原因は見つからず。

私はその間死ぬかもしれない!と今まで感じたことのない不安に襲われベットに静かに寝ていることもできず看護師さんが手を握ってくれていたのをひたすら強く握り返しどうやっても落ち着かない体を右に左に動かしていました。

先生には、検査の機械が外れるから動かないでと何度も言われましたが突然自分の体が自分の体でなくなったような、うまくコントロールできない状態だったので言うことを聞けず、ずっと体をよじらせてベットで暴れていたと思います。

ここでの唯一下された検査結果は貧血による動悸、息切れでした。

一時間ほどベットで休ませてもらいましたが上を向いて寝ても、体を横にしても、丸まっても、伸ばしてみても何も変わらず。

結局そのまま2泊の入院となりましたがその間受けたのは貧血の対応のみでした。

2日後症状が収まってきたのと、仕事にも戻らなくてはいけなかったので婚約者のもとに車まで送ってもらい帰り大きい病院へ検査へ行き初めてパニック障害と診断されました。

1週間まともに湯船につかれない日々


お風呂から出たあとパニック発作を起こしたということがトラウマになり、お風呂に入ろうとした時に不安感を覚えるようになりました。

衣服を脱いでお風呂に入ってしまうと急に発作が起こった時に、全裸の状態で助けを求めてしまうかもしれない。

そう考えるとまともに湯船につかれない日々が続きました。

友人に温泉に行こうと誘われましたが、見知らぬ人の前で発作が起きたらどうしようと考えるようになり、行動範囲が狭まってしまいました。

精神病は気の持ちようだと思っていた私の考え方が変わった

発症当時まさか自分がパニック障害?と思い先生に、いや~私普段すごく元気であまりストレスもないしこの間も結婚が決まってハッピーな時なんですが、と言ってしまいました。

すると先生から、結婚や出産みたいな幸せの象徴のような出来事も引き金になるのよと教えてもらい渋々納得。安定剤の軽いものを処方してくれて飲まなくてもいいからお守りに持っておいて、また同じような事が起きそうになったら飲んだらいいから。

あと、人に会ったり用事を作るとその事に集中できて症状がまぎれるからと教えてもらいこれがこの後すごく助かったのです。

しばらくは突然診断されたパニック障害という今までの自分には無縁だと思っていた病気について調べながら次いつまた来るんだろうという恐怖との戦いでした。

苦手だったお風呂や温泉もしんどくなってきたら前もって薬を飲むようにして過ごすうちになんとなく自分の対処方法がわかってきたので最初のようなひどい発作がでなくなり、無事2年経過することができています。

自分の信頼できる人へ話しておくのも安心材料になります。

もしなってしまったら、自分と向き合うチャンスだと思います。

どんな元気な人でもなりうる病気です。

自分だけと塞ぎ込まず少しずつ自分を知っていってあげたら解決策は見つかるはずです。

タイトルとURLをコピーしました