パニック障害持ちでブラジャーの締め付け感だけで、息苦しさを感じる方がいます。
ブラジャーに限らず、腕時計、アクセサリー、首まである洋服、このような締め付けるという状態に対して違和感を覚えてしまう方はいますか?
もしパニック障害持ちで、締め付けるという事に対して不快な感情を抱えている人がいましたらそのまま記事を読み進めてください。
パニック障害とブラジャーの関係性は?
パニック障害の発作はどのような状況下で起こりやすいのでしょうか?
パニック発作が出やすい環境として、人混み、エレベーター、遊園地、外食時、のように広場恐怖が例に挙げられます。一度発作を起こした場所を極端に恐れるようになってしまったり、苦手な人の前などでも症状が出る方も。
その強烈な発作の体験は死んでしまうのではないと思うほどの恐怖感があります。強烈なトラウマとして残りそれがなんどもなんども繰り返され、「また発作が出たらどうしよう」と考えてしまうのです。
これらは内面的な心の問題から起こります。
それではブラジャーのような身体的に窮屈になってしまう時にも発作は起こりやすいのでしょうか?結論から言うと締め付けの強いものはパニック発作を誘発する恐れがあります。
パニック障害患者が締め付けの強いブラジャーが良くない理由
締め付けが強いブラジャーをつけ続けると、パニック障害患者にどのような影響があるのでしょうか?
解説していきたいと思います。
身体にストレスを与える
女性の方は下着をつけた時、なんだか違和感を感じたり苦しい思いをした経験はありませんか?
それが正常な体の働きです。バンドが強く締め付けられすぎると、身体に負荷がかかり長時間つけているとストレスを感じるようになります。
ストレスはパニック発作を誘発する原因の一つです。
呼吸がしにくくなる
パニック障害患者は、体を締め付けられる事に対しても敏感な場合があります。
締め付けが強いブラジャーをしていると、圧迫感から息苦しさを感じてしまう恐れも。その息苦しい感覚が過呼吸のトラウマを呼び起こし、強い不安感を覚えてしまう場合も。
ブラジャーだけではありません。きつめのズボンや首元を締め付けるような服も息苦しさを誘発してしまう要因の一つです。
姿勢が悪くなってしまう
ブラジャーの締め付けにより、気持ち悪さを覚えた体はそれらを少しでも軽くしようと、無意識のうちに悪い姿勢をとってしまっていることも。
長期間締め付けの強いブラジャーをつけ続けてしまうと、肩こりや頭痛や猫背の原因になったりもします。姿勢が悪くなると同時に自律神経のバランスを崩しやすくなってしまい、発作を誘発する原因にもなります。
上記がパニック障害患者が締め付けの強いブラジャーが良くない理由になります。
だからこそブラジャーには気を使わなければいけません。
パニック障害に適したブラジャーとは?
パニック障害に適したブラジャーは、胸部に過度な圧迫感を与えず、身体に適切なフィット感を提供するものが望ましいです。以下は、パニック障害に適したブラジャーの特徴です。
軽量で柔らかい素材
パニック障害の発作中、胸部に強い圧迫感を感じることがあります。軽量で柔らかい素材のブラジャーは、胸部にやさしくフィットし、圧迫感を軽減することができます。
ワイヤーのないブラジャー
ワイヤーのあるブラジャーは、胸部に圧迫感を与える可能性があります。ワイヤーのないブラジャーは、身体に自然な形状を与え、胸部をやさしく支えることができます。
スポーツブラ
スポーツブラは、しっかりと身体にフィットし、運動中の胸部の揺れを抑えることができます。パニック障害の発作中も、胸部の揺れは不快感を引き起こすことがあるため、スポーツブラを選ぶことができます。
サイズが適切なブラジャー
ブラジャーのサイズが適切でない場合、胸部に過度の圧迫感を与えることがあります。正しいサイズのブラジャーを選び、身体に適切にフィットするようにしましょう。
レースなどの飾りが少ないブラジャー
レースや飾りが多いブラジャーは、皮膚に摩擦を生じさせ、かゆみや痛みを引き起こすことがあります。パニック障害の発作中、このような不快感は症状を悪化させる可能性があるため、できるだけシンプルなデザインのブラジャーを選ぶことが望ましいです。
以上が、パニック障害に適したブラジャーの特徴です。ただし、個人差があるため、自分に合ったブラジャーを選ぶためには、自分の身体に合ったブラジャーを試着することが重要です。
パニック障害でも下着のお洒落を楽しみたい
ゆったりしたブラジャーは体は楽になるかもしれませんが、胸の垂れや自分好みのものをつけれないという意見も。
少しでも女子力をキープするにはどうしたらいいのでしょうか?
運動することを意識する
胸の垂れ防止として適度な運動があげられます。バストアップ筋トレを習慣化したり、激しすぎる過度な運動を控えたりしましょう。
運動はリラックス効果もあり、太陽の光を浴びながら散歩する程度でもパニック障害の改善にも繋がり一石二鳥になります。
暴飲暴食を防ぐ
精神的に不安定になると食に走ってしまい、暴飲暴食を繰り返してしまうこともあります。
体重の増加で贅肉がつき過ぎてしまうと、身体が重くなったり、首回りの肉が息苦しさをさらに誘発してしまう恐れも。胸の垂れを早める原因にもなりますので、規則正しい食生活を心がけましょう。
良い姿勢を意識する
体の歪みは身体に様々な影響をもたらします。とくに猫背は大敵。息苦しさを誘発しパニック発作が出やすくなってしまったり、胸の垂れにも影響があります。
整体へ行ってみたり、普段から姿勢を意識するといいです。
体調がいい日はお洒落を満喫
適切な治療を受けていれば、パニック発作がでない日が続き、前向きな気持ちになれ体調が良い日が増えてきます。そんな時は思いっきりお洒落を楽しみましょう。
自分のサイズに合ったブラジャーを専門家に測定してもらい、着用することを意識することを忘れないことです。パニック発作再発の防止にもなります。
いかがでしたでしょうか?
女子力も非常に大切ですが、まずはパニック障害を早期改善することが第一優先です。体がリラックスできる状態を保ちながら、適切な治療を受けましょう。
まとめ
パニック障害で締め付けの辛いブラジャーをつけ続けてしまうと、病気を悪化させる原因になる可能性があります。
締め付けによるストレスや、息苦しさがパニック発作のトラウマを再びフラッシュバックさせ、過度に敏感になってしまい慢性化する恐れも。
改善策として締め付けのゆるいものや、ワイヤーがないものが効果的です。体をリラックス状態にさせてあげることは重要です。
体調が回復してきたら、自分のサイズに合ったブラジャーをきちんとつけることで、胸の垂れ防止やパニック発作再発防止に繋がります。
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