パニック障害になるとSSRIと呼ばれる薬を処方される可能性が高いです。
患者さんの中でSSRIが効かないとか、なかなか症状が良くならないという方がいます。
本当に効かないのでしょうか?
SSRIの薬を飲んで症状が改善されたと言う方がいる中で、なぜSSRIが効かないという人が出てくるのでしょうか?
パニック障害でSSRIが効かない!SSRIってどんな薬?
パニック障害でSSRIが効かない人が言う方がいるのですが、そもそもSSRIってどんな薬なのでしょうか?
脳内安定物質のセロトニンの働き活発化させる効果
気分の浮き沈みを沈める効果
緊張感や不安感をとる効果
このような効果があります。
副作用としては、吐き気や、注意力、集中力、反射神経の低下が起こる場合があります。
自動車の運転などをするときは十分気をつけてください。
パニック障害でSSRIが効かない!効かない人と効くの違いは?
パニック障害でSSRIが効かない人と効く人がいるのですがその違いはどうしてでしょうか?
薬への不信感が強い
パニック障害でSSRIが効かないという人の中で、薬に対して強い不信感を持っている方がいます。
離脱症状が怖い、薬によってもっとおかしくなってしまうのではないか、一生飲み続けなければいけないのか?
など様々な不安が出てきます。
そういった不信感が増加してくることで、飲む事に対してのストレスから薬を飲んでも吐き出してしまう恐れがあります。
また治ると思って飲むのと、不信感をもって飲むのではメンタル面や改善面にも影響がでてくると思います。
処方された使用量を守ってない
SSRIが効かないという人で、医師に処方された通りに薬を飲んでいない方もいます。
処方する時間帯が記載されているのにも関わらずそれを無視したり、飲んだり飲まなかったりを繰り返してしまったりすると効果は半減されてしまう恐れがあります。
薬を途中で辞めてしまう
少し体調がよくなったと感じてたり、1日〜2日だけ飲んで効かなかったというだけで薬に処方を自分の意思で辞めてしまうケースもあります。
SSRIはゆっくり時間をかけて効果が出てきますから、飲み続けなければしっかりとした体感は得られない場合があります。
適切な飲み方をしてない
SSRIを飲むには、出来ればちょうどいい温度のお湯で飲む事をオススメしてます。
お茶で飲んだり、冷たすぎる水で飲む方もいますが、出来ればお湯が良いと思います。
間違っても、アルコールのような薬の効果を強めたり弱めたりするような飲み物は絶対に避けてください。
パニック障害でSSRIが効かないではなく飲み方が違っていた!ではどうすればいいのか?
パニック障害でSSRIが効かないという人は、本当に薬を医師の指示通り飲んでいるか確認してみてください。
もしかしたら自己責任かもしれません。
また薬を飲んで体調が良くなってきたとしても、広場恐怖を感じている人は、苦手な場所に挑戦していかなければいけません。
なので薬を飲んで体調がよくなったら、苦手な場所にも積極的にチャレンンしていかないかぎり、完全完治は難しいのです。
薬はあくまでサポートです。
最後は自分の力が必要になってきます。
SSRIを正しく活用するにはどうしたらいいのでしょうか?
医師とコミュニケーションをきちんととる
体調の状態をしっかりと伝え、医師とのコミュニケーションをとることをおすすめします。
病院は、薬の相性と医師との相性のバランスがとれている方が治りも早いです。
心を開きやすい先生の方が、ストレスを抱える負担も少ないし、なんでも話せる関係作りは大切です。
処方された通りに飲む
医師から処方された通りにきちんと飲んでください。
始めのうちは、定期的に通院し薬の調整を行ってください。
薬の調整はゆっくりと行う
薬が効きだしてしばらくしたら、薬の減薬に挑戦するのですが、いきなりなくすのではなくミリ数を変えて少しづつ体にばれないようにしていくとよいです。
薬を変えてみる
SSRIが効かないと思っている方は、ちゃんと医師の指示通り飲んでいるかもう一度自問自答してください。
ちゃんと飲んでても効果がないと感じた人は、医師に相談し薬の変更を提案してみてください。
いかがでしたでしょうか?
皆さんの役に少しでも立てたら幸いです!