薬に頼らず精神を安定させる方法として、自己洞察力を高める力が必要と言われております。
自己洞察力とは、自分の状態や感情を正しく観察するということです。
自分を観察する上で比較的簡単に出来る手法として、日々起こった出来事を日記に書くということです。
日記を書くといっても、普通に書いても効果がありません。
もしパニック障害克服に特化した日記をマスターして、1日10分で不安を解消する方法を知りたい方はこのまま記事をお読み下さい。
なぜパニック障害を克服するには自己洞察力が必要なのか?
パニック障害を克服するにあたって、通院を繰り返して行けば治ると思っている方はいると思いますがそれは間違いです。
実際何年も通院してもパニック障害を回復出来ない人がいるのが事実です。
では治る人と治らない人の決定的違いはなんなのでしょうか?
これを理解しておかないとあなたのパニック障害を克服する時間がどんどん長引いてしまう可能性があります。
それが自己洞察力です。
自己洞察力を身につける事ができたら、自分の感情を自由自在にコントロールできるようになります。
自己洞察力を高める数ある方法の中で、日記という手段があります。
だからこそ自分は日記を書くという行動をおすすめしております。
それでは、精神科の先生もオススメするパニック障害克服に特化した日記の書き方をご説明していきたいと思います。
パニック障害の克服に特化した日記の書き方とは?
パニック障害が長引いてしまっている人はまずこちらの動画をご覧下さい。
精神科の先生がパニック障害の日記の書き方について少しふれている部分があります。
こちらの動画も参考にしてみてください。
具体的にどのように日記を書いていけばいいのでしょうか?
・毎日日記をつける
まずは毎日日記をつけてみることが大事です。
日記をつける事にどんな効果が得られるのか?
・意識を日記に集中することができ、気を紛らわせる事ができる。
・日記を書けているという達成感から自分に自信を取り戻させる事ができる。
・書く事が楽しくなってこれば、今日はどんな日記を書こうかとワクワクする事ができる。
・過去の状態と今の状態を比べる事ができ、パニック発作は必ず治まると再認識できる。
上記の効果を得ることができる為、オススメできる理由の1つになります。
まずは継続して書いてみましょう。
・調子の悪い時も書く
調子の悪かった日に日記を書く事も大事な要素です。
記録として残したくない気持ちは分かりますが、起こった事実はしっかり受け止めましょう。
どのような事が起こった時に、調子が悪くなりやすいかしっかり記入しておくこと。
また予期不安が起こった時の記録も重要です。
予期不安が起こった場所や感情を書き、結果がどうなったかを細かく記録すること。
「人混みで予期不安が起こったけど、お薬を飲んだらパニック発作までは出なかった」
このように予期不安の状態を細かく記録することによって恐怖心を軽減させる効果や、自信をつける事ができます。
大事なのは、不安が起こったけど実際は発作が出なかったという事をなんども記録することです。
また発作が起こったとしても、治まった時の状況をしっかり記録することで、どんなにひどい発作が出ても治まるという事を認知することができます。
・調子の良い時も書く
ここがもっとも重要です。
今日はここまでいけるようになったという事を明確に書いておきましょう。
どんなに悪くなってもここまではまた復活できるという自分へのアドバイスに変わっていきます。
またどんなに体調が悪かったとしても、その中でできた事をしっかり書く事です。
できれば3つぐらい書くようにすると良いです。
ポジティブな事を常に考える思考の習慣にも繋がっていきますので、些細な事でもいいので記録していく癖をつけましょう。
・家で一人でいれた
・コンビニまで無事辿り着けた
・薬が少量で済んだ
・朝しっかり目覚める事ができた
・病院までちゃんといけた
・日記をつけることができた
このように本当に些細な事で良いので体調不良の中でもできた事を書いていきましょう。
日記を書くにあたっての注意事項
日記を書くにあたってそれが逆にストレスになっている場合は、違う方法を試してみると良いです。
日記を使った治療法も向き不向きがあります。
また毎日日記をつけれない方も、無理のない範囲で行ってください。
決して毎日日記を書けないからといって、治らないわけではありません。
自分を観察できる自己洞察力を身につける事ができれば、パニック障害の改善も早いということをしっかり念頭におき、ご自分のライフスタイルに合わせて、楽しみにながら習慣化していきましょう!
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いかがでしたでしょうか?
少しでもみなさんのお役に立てたら幸いです。