パニック障害の人が快速電車に乗れない!どうすればいいの?

パニック障害快速電車乗れない発作が起きる悩み

パニック障害の人は快速電車が苦手になることが多いです。

閉鎖的空間が苦手で、電車に乗ると予期不安が出てしまう。

電車に乗る時ってどうすればいいのかわからない。

パニック発作がなく快適に電車に乗りたいと思う方はこのまま記事を読み進めて下さい。

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快速電車ではなく各駅電車を利用する

快速の電車は、普段利用する分には目的地まで最短で着けるメリットがありますが、パニック障害の人にとっては気軽に降りられないというデメリットになります。

発作が起きると、乗車中に気分が悪くなり、一刻も早くこの場所から離れたいという気持ちになることがあります。

そんな時、次にドアが開くまで何駅も通過するのだと思うと絶望的な気分になります。

各駅電車なら、全ての駅で停まってしまう代わりにいつでも降りられるという安心感に繋がり、結果目的地まで落ち着いて過ごすことが出来る確率が上がります。

また、快速より混み合う可能性が下がるので比較的過ごしやすく、降りやすいドア付近を確保できるかもしれません。

車両の中ほどまで入ってしまうと降りたいと思った時になかなか降りられず、それ自体がプレッシャーとなってパニックを引き起こすきっかけになり得るからです。

同じような理由で、満員電車を避けるという選択肢もあります。

地域によってはなかなか難しい場合もあるかもしれませんが、混み合った電車に無理矢理乗らなくてはならない状況よりは、一本見送ってでも列の先頭から乗り込んで理想的な場所を確保する方を優先するべきです。

そのためには、1、2本電車を見送っても間に合うよう、時間にゆとりをもって行動することも大切です。

今乗っている電車を降りてしまったら、約束の時間に間に合わなくなると思うと発作が起こっても咄嗟に電車を降りられず、苦しい時間が長引いてしまいます。

もし辛い状況になったらここから降りて、次の電車に乗ればいいという気楽な状況が症状を軟化させてくれるかもしれません。

周囲の乗客の中で頼れそうな人を探しておく

実際に電車に乗ってみて、まだパニックを起こしていない状態でやっておくべきことがあります。

それは、周囲の乗客を見まわして、咄嗟に助けてくれそうな人を探しておくということです。

これは、必ずしも実際にそのような場面になって助けを求めるというわけではありません。

ただ、この人は万が一自分が眩暈を起こしたりうずくまってしまっても助けてくれるはずだ、という暗示を自分にかけて安心感を得ることが目的です。

同性だったり、落ち着いた身なりをしていたり、非常識な行動をとっていない人をさりげなく視界の隅に置いておき、ただ介抱してもらうことをイメージするだけで発作が起きずに済む確率が上がります。

これは一人で電車に乗る際に使える方法ですが、もし同行者がいるのであれば、その人に自分が電車が苦手であることを事前に伝えておき、いつでも降りられる、いつでも助けてもらえることをイメージしておくとよいでしょう。

公共の乗り物が苦手な人は決して少なくありませんから、全てを説明しなくても、乗り物に酔いやすいという説明でも十分です。

ただし、過度に心配されたり、何度も酔っていないか聞かれると、それにつられて気分が悪くなることもありますので、できるだけ重くない雰囲気で伝えた方が良いかもしれません

自分の好きな香りや落ち着く匂いを持ち歩く

電車を苦手と感じる大きな要因として、臭いがあります。狭い空間の中に大勢の人間が詰め込まれ、それが夏であれば特に様々な不快な臭いが充満してしまいます。

もしそういった臭いが原因で気分が悪くなるのであれば、ハンカチにお気に入りの香水をつけておくと良いでしょう。

香水自体が苦手な方は、自分の家の洗剤や柔軟剤の匂い、きつくないコロン等がついていれば十分です。常に鼻と口を覆っている必要はありません。

乗車してから、いざとなれば臭いをシャットダウンする手立てがあることをイメージできることが大切です。

実際に我慢できないほどの臭いがする、もしくは気分が悪くなった時に初めてハンカチで口元を覆って安心感を得ることができます。

最初からパニック発作を起こしてしまうことを恐れすぎると、予期不安で余計に症状が悪化してしまうことがあります。

基本的に全ての準備は、もしも自分に何かあってもなんとかなる、乗り越えられるというイメージ作りのためであり、実際に使用しなくて構わないのです。

電車の中で音楽を聴いたり、本を読んだり、スマホを操作しているうちに目的地に着いてしまい、自分が準備していたことすら忘れている日がいつか来ます。

発作が何度か起きてしまっても、それ以上に成功体験を積み重ねていけばだんだんと気負わずに公共交通機関を利用できるようになるでしょう。

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