パニック障害でディズニーシーのようなテーマパークを楽しめない人はいますか?
パニック障害を持っていてもディズニーシーを楽しむ3つの方法をご紹介したいと思います。
現在テーマパークを病気のせいで純粋に楽しめない患者さん。
周りの方でパニック障害で困っている人がいる方はそのまま記事を読み進めて下さい。
ディズニーシーに行けない可能性のあるパニック障害って?
パニック障害の症状は、体の震えや息があがる、悪寒に不快感、めまい、ふらつき等、様々な症状があります。
発作は自分でコントロールできないもので、その後予期不安、広場恐怖と進んでいき、うつ病を併発する事もありうるので周りの人や家族の病気への理解が重要とされています。
しっかりと治療をすれば治すことも可能といわれている病気ですが、完治するまでは不安で外出もままならない人もいるでしょう。
心身のストレスを減らして、回復を焦らないように治療を続けるてゆく事が大事とされています。
パニック障害は何度も起こるため、不安に思うあまり、“また発作がおきたらどうしよう”と、必要以上に心配して、人が集まる場所にいる事が出来なくなったり、電車やバス、自動車の運転などの交通機関を使うことが難しくなったり、一人での外出もできなくなる場合もあります。
パニック障害は、電車などで移動中、車の運転中、緊張がとけた場合など起こりやすいとされています。
いまだパニック障害の原因は解明されていなく、脳内の伝達物質の働きやストレスが関係しているとされています。
運動や自立神経系の働きが誤作動することで、恐怖感やパニックの発作がおきるのではないかとされています。
ディズニーシーに行くには、自分の体調に合わせて判断しなければいけませんね。
パニック障害でディズニーシーに行けなくなる理由
ではどうしてパニック障害になるとディズニーシーに行けなくなってしまうのでしょうか?
原因は人によって様々ですが主な原因は3つ。
人混み、待ち時間、閉鎖的空間。
それでは一つづつ解説していきたいと思います。
ディズニーシーの人混み
人気のテーマパークであるディズニーシー。
多くの来場者数が平日にも関わらず集まります。
その為息苦しさや周りの目線を気にしてしまい発作を誘発してしまう可能性があります。
人混みの場合も体調を崩した際に、休憩する場所も見つかりずらく、苦しい状態が長く続いてしまう恐れも。
アトラクションの待ち時間
アトラクションによっては長蛇の行列による長い待ち時間もあります。
長蛇の行列はパニック障害患者にとっては辛い環境。
前後から人に挟まれ圧迫される感じで長時間耐えなければ行けません。
またレジでの行列や、食事先での行列で発作を起こした経験がある人にとってトラウマになり、慢性化している場合、並ぶ前から不安を感じる人もいます。
閉鎖的空間
行列を乗り越え、ディズニーシーのアトラクションに乗れたはいいものの、そこでも閉鎖的空間で恐怖を感じる場合があります。
長蛇の行列の場合は、引き返すことが可能ですが、アトラクションに乗ってしまったら、自分でコントロールができなくなり後に戻れなくなってしまいます。
観覧車のように拘束時間が長いアトラクションほど強い不安を覚え、パニック発作を誘発させてしまう恐れがあります。
それではどうしたらパニック障害でも快適にディズニーシーを満喫することができるのでしょうか?
少しでも不安を抑える方法はあるのか?
パニック障害でもディズニーシーを楽しむ3つの方法
パニック障害でも不安を気にせずディズニーシーを楽しみたいですよね。
私が経験した中で、効果があった方法を3つ紹介したいと思います。
お薬はしっかりと常備する
普段服用している薬は忘れないようにしましょう。
遠くから飛行機や新幹線で移動する場合、腹痛をおこしてしまうかもしれないので、 腹痛用の薬も準備しておきたいです。せっかくディズニーシーにいくのだから、到着するまでの道中も楽しんで行きたいですよね。
飲み物も忘れないでください。
アトラクションでは長時間並ぶ事は避けられません。
喉が渇く場合も想定しておきましょう。容易には列を離れられない場合があるかもしれません。
喉が渇いて不安に襲われる事も考えられるので、必ずバックには入れておきたいです。
アトラクションに乗る前には、後で我慢してパニックの原因にならないようにトイレを済ませて置くことも忘れないようにしてください。
あらかじめ不安なアトラクションをチェック
絶叫系は乗れそうかどうかあらかじめ確認しておくべきでしょう。
その他、ディズニーシーには、水を用いたアトラクションが多数あります。
パニック発作がおきた場合、すぐには脱出できない場合も考えリストから外しておいた方が良いかどうか検討してみましょう。
事前に最悪の場合のシュミレーションをすることで心の負担を軽減することが可能です。
近くのホテルに泊まる
ディズニーシーの周りにはホテルが沢山あります。
人混みなどで疲れてもゆっくりと休める場所がない可能性があります。
日程に余裕があれば、近くのホテルに一泊するのもよいでしょう。
発作が起きた場合にホテルに戻って休む事もできます。
おさまったら、また園内に戻ることも出来るので安心です。
まとめ
パニック障害者は、周りや家族の協力が必要とされる病気です。
しかし、だからといって外出を諦めてしまうのはもったいない事です。
周囲の協力のもと、出かけてる人は沢山います。
“ディズニーシーに行きたい!”と思える気持ちを大切にしてもらいたいです。
まずは、主治医の先生に相談してみましょう。
自分の気になっている事や、あらかじめ心配になっている事を想定して相談すると良いのではないでしょうか。
そして周りの人にも協力してもらいましょう。
移動中は大丈夫か、ディズニーシーの混雑に耐えられか、アトラクションは乗れるのか、色々と心配な事も多いかもしれません。
前もって計画して、自分が不安に思っている事を共有してもらう事も大切な事だと思います。
ディズニーシーはアトラクションにばかり気が向きがちですが、アトラクションだけではありません。
ショーも華やかで人気があるし、風景もディズニーランドとはまた違った雰囲気で素敵です。
園内を歩いてまわるだけでいろいろな発見があって一日中楽しめます。
お土産も豊富で、ずっと見ていても飽きません。
調べれば楽しみ方は無限にあることでしょう。
出来るだけ、当日の負担が軽くなるように準備して、ディズニーシーを楽しんでもらいたいです。
いかがでしたでしょうか?
少しでもお役に立てたら幸いです。
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