パニック障害で葬式に参加することに不安を感じている人はいますか?
葬式も長い時間その場所に拘束されてしまったり、葬式の途中で抜け出しにくくどうしていいか分からない。
もしパニック障害で葬式に出席しなければいけない人はこのまま記事を読み進めてください。
私が実践した少しでも予期不安を軽くできた方法を紹介したいと思います。
葬式はどれくらいの時間がかかるのか?
一般的な葬式は通夜と告別式とありますが、今回は通夜について説明したいと思います。
親族集合
地方からの参列者がいる場合は、30分前から待合室が使用できることをお伝えください。
17:30
ご遺族・親族式場入場
お通夜が始まる時間にあわせて集合してください。
17:55
お寺さま ご入場
読経のためお寺さまをお呼びしていた場合
18:00
お通夜開式
司会がお通夜の開式を宣言します。
18:10
喪主・遺族
焼香 喪主から順に焼香を開始します。
18:25
弔問者焼香
人数により時間が変動します。
18:45
お寺さま退場
ご法話がいただける場合があります。
19:00
お通夜閉式
司会者が閉会を宣言します。
19:05
通夜振る舞い
通夜振る舞いをする場合は会食室などに移動します。
20:00
解散
通夜振る舞いは通常1〜2時間ほどで解散となります。
上記が一般的な通夜の流れになります。
入場から解散まで約2時間半という時間がかかります。
葬式に行く前に心を整える思考
2時間半も拘束されるということは、パニック障害の方にとってはとても困難な事です。
ましてや、身内の方が亡くなってしまった場合精神や身体共に疲労困憊している可能性があります。心の支えになっていた人ともなれば、その辛さは想像を絶することでしょう。
それでも前を向いて生きていかなければいけません。人依存が強く医者からこの患者は本当に1人で生きていけることができるのだろうか?と思われていた患者さんがいました。
しかしいざ1人になってみたら、自立心が徐々に芽生パニック障害を回復したという事例もあります。今まで抱えていた取り越し苦労の不安も時間が解決することができることができました。
もう生きるのが辛いと思う人もいるかもしれませんが、きっと前向ける日がくると信じてみることが大事です。
辛い時にはたくさん泣いてもいいんです。
では葬式中にパニック発作の症状が出そうになった時どのような対処をしたらよろしいでしょうか?
葬式中のパニック発作の対処方法とは?
葬式中に予期不安を抱えてしまったらどのような対応をとったらよいのでしょうか?
お薬を処方するというのは大前提。他にやるれることはあるのでしょうか。私はこうして葬式を乗り越えることが出来ました。
・思い出を思い返す
・爪もみをやってみる
・その場から一度離れる
上記を意識する事により症状が軽くなる場合があります。 一つづつ解説していきたいと思います。
思い出を思い返す
身内で大事な人が亡くなった場合、過去の思い出を葬式中に思い返す行為により、不安よりも大切な記憶が心を浄化してくれ、リラックス状態になることがあります。
リラックス状態に入れば、予期不安を感じることなく葬式を最後までやりとげることができ、しっかりとお別れを告げることができることでしょう。
一方で関わりの薄い人の葬式の場合は別の方法が有効的なこともあります。
爪もみをやってみる
パニック発作の予期不安を軽減する為に、「意識をそらす」という思考法があります。ガムを噛んだり、音楽を聞くなどが例にあげられます。
しかし、葬式中のマナーではあまり好ましくありません。私のおすすめの対処の仕方は「爪もみ」です。
爪の生え際から2ミリほど下にある「井穴」は自律神経のバランスを整えることで知られている。やり方は逆の手刺激がある程度に押すだけ。自律神経を整えるだけでなく、血流の流れの改善、消化器官にも良いと言われています。
その場から一度離れる
それでも恐怖感がある人は、閉鎖的な空間から一度抜け出すという手段をとってもいいでしょう。
葬式で発作が出てしまうメカニズムとして、身内が亡くなり精神的に不安定になっていたり、閉鎖的空間から逃げれない圧迫感、気圧からくる窒息感など様々。
いつ発作が起きてもおかしくはないという状態ではあります。
不安な方は事前に会場の人や周りに自分がパニック障害だということを事前に伝えておくこと。葬儀の会場から出やすい位置に身をおくことでさらに安心感が出てくることでしょう。
もしも何かあったとしても、大丈夫という準備をあらかじめしておくことにより、不安は軽減されることでしょう。
欠席という手段をとれるのであればそれに越したことはありませんが、どうしてもこの葬式には参加したいという気持ちがあるのであれば、是非活用してみてください。
まとめ
大事な人との別れはそれだけも十分辛いです。その辛さによってパニック発作を起こしてしまうケースもあります。
さらに葬儀に出る際は閉鎖的空間で長時間じっとしてなければない。これはパニック障害を持っている患者さんにとっては地獄のような試練。
それでも考え方や、意識をそらす、お守りの薬をきちんと持っておくことで、リラックスした状態で葬式を受けることは可能です。
起きてもなんとかなるという環境づくりや考えをしっかりと身につけ、爪揉みなどの意識をそらせる方法は非常に効果がありました。
少しでも参考にして頂けたら幸いです。
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