パニック障害のきっかけが映画館だった方はいますか?
またはパニック発作のせいで映画館に行くことが怖くなってしまった方はいますか?
閉鎖的な空間が苦手になってしまうパニック障害。
パニック障害を抱えながら映画をみれない方は記事を読み進めてください。
私自身も映画を最後まで鑑賞する事が出来ず、辛い経験をした事があります。
少しでもお役立てたら嬉しいです。
映画館をきっかけにパニック障害
映画を見たことがきっかけにパニック障害になってしまう人もいます。
例えばホラー映画のような恐怖映像やグロテスクなシーンが多数あるようなサスペンス映画。
恐怖映像に、身体は強張り窒息感を感じてしまい、息苦しさを覚え映画館から思わず飛び出してしまうというケース。
一度パニックになってしまうと、トラウマになってしまい慢性化の可能性も十分にあります。
パニック障害になってしまうと、映画館に行く度に何度も不安を感じてしまうようになります。
一体どうして映画館が怖くなってしまうのでしょうか?
パニック障害で映画を見る時の不安要素とは?
パニック障害で映画を見る時に何を不安に感じてしまうのでしょうか?
映画の途中に発作が出てしまうかもという予期不安
映画を最後まで鑑賞するのには2時間ほど滞在しないといけません。
パニック障害の方は、「もしここで発作が起こったら逃げれない」という環境がとても苦手で、神的な負荷が大きくかかってしまいます。
映画館のような閉鎖的な空間に長時間滞在することは予期不安を助長させる行為であり、患者にとってはとても辛い要素が含まれています。
映画館の中の暗闇が怖い
パニック障害の方の中には暗闇が苦手という方もいます。
映画を上映する際にどうしても部屋を暗くする必要性があります。
映画館がきっかけにパニック発作を出してしまった人は、明かりが消えて行くと同時に不安が増してくる人もいることでしょう。
映画館の中の人混みが怖い
映画公開初日にもなると、会場が満席になったりもします。
席によっては、身動きがとれなくなってしまう可能性があります。
これは閉鎖的な恐怖と連結し、発作がでてしまった時に逃げ道が塞がれているということから恐怖が倍増してしまうことがあります。
以上が映画館でパニック障害の方が不安を感じる主な理由はこちらです。
なぜ不安が起こってしまうかというメカニズムを自分の中で認知しておく必要性があります。
パニック障害で映画を見るときの対処方法は?
では具体的にどのように映画館に挑戦していけばいいのでしょうか?
私なりに5つのポイントを意識したことのよって、映画を最後まで見れるようになりました。
単純に面白い映画を見て発作がきても逃げない
単純に自分の好きな映画をみるということです。
映画に集中する事で、パニック発作の予期不安を考えるよりも映画本編に集中しやすいです。
練習をする時は、不安でも途中で逃げ出してはいけません。
逃げるとせっかくやったのに不安はもっと強くなります。
発作はすぐに収まると何度も思うことが大事です。
映画を見る時は付き添いの方をつける
映画を見るとき、病気を理解している信頼出来る友人や家族や恋人に一緒についていってもらうということです。
私自身誰かに迷惑をかけてはいけないと、一人で映画館まで行ってました。
一人で映画館にいくことは、何かあったときも一人で対応しないといけないということです。
映画を見れるようになるまでは、まずは付き添ってくれる方と一緒に行く事をおすすめします。
誰かがいることによって、安心感が全く違います。
席を出来る限り出入り口に近い場所に座る
席を出来る限り出入り口に近いところに座って下さい。
映画を鑑賞する際は、もちろん真ん中の席の方が見やすいです。
しかし真ん中の席というのは、人と人に挟まれて閉鎖的な空間になる可能性があるということです。
仮に発作が起こったとしても、すぐにその席から逃げる場所を確保しておくだけで安心感に繋がります。
映画を見る日を決めておかない
映画を見る約束をする時、この日の何時に見に行こうと決める事が多いです。
パニック障害を持っている方は、「今日は調子がいい」と思う日に見に行く事をお勧めします。
日付を決めないということは、安心感に繋がってきます。
安心グッズを持って行く
パニック発作を紛らわせる安心グッズを持って行くこと。
例えばお薬であったりとか、飲み物ですね。
ガムを噛んだりする方もいます。
自分なりの安心グッズがある方は安心感に繋がりますね。
以上の5つのポイントを意識することで、映画を最後までみれるようになりました。
チャレンジする順番
映画館に挑戦するときは段階的にチャレンジしていきましょう。
例えば、混んでいる時、真ん中の席を避けている人はこんな順番でやってみる。
①空いている時間帯に、端の席で映画をみる。
②空いている時に真ん中の席で見る。
③混んでいる時間帯に真ん中の席で見る。
そして不安が来ても逃げずにその場で対処することを心がける。
映画館で発作が起こったとしてもすぐにリラックスできると何度も体験すること。
まずは一歩踏み出してみよう!!
どうしても映画館が怖い場合
それでも映画館に対して強烈な恐怖を持っている方もいるでしょう。
最近は1年も経てば動画配信サービスにアップロードされますし、DVDやブルーレイを購入すれば、シアタールームをレンタルしてくれるお店もあります。
逆に見れなくても時間が経てば、映画を体験できると思えば少しはリラックスでき流のではないでしょうか?
最悪の場合でも見れないということはないということ。
それでもやっぱり映画館で体験するのとは臨場感が違うので、チャレンジすることはやめないで欲しいです。
まとめ
映画館がきっかけでパニック障害になってしまった人や、パニック障害で映画館が行けなくなった人。
改善方法は徐々に慣らしていくことが大切で、人混みを避け、発作が起きても逃げないを念頭におくこと。
逃げてしまうと恐怖はどんどん強くなってしまいます。
仮に見れなかったとしても、1年もすれば映画自体は見れるのでもっとリラックスしてほしいという。
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